真鍮(しんちゅう)とは Brass is ...



真鍮画像 真鍮とは銅と亜鉛の合金です。その割合は銅が60~70%、亜鉛が30~40%で黄銅と呼ばれることもあります。身近なところでは5円硬貨や金管楽器、仏具の素材として使われています。

【素材としての特徴】

美しい金色から経年変色する金属

光沢ある金色の輝きは酸素に触れることで時間とともに鈍くなり、環境によっては銅成分の緑青(ろくしょう)と呼ばれる錆(さび)も含みながら黒ずみ、味わい深い風合いに変化します。変色は表面だけですので、定期的に金属磨きで磨けばきれいな金色を保つことも可能です。

BH1000経年変化
(左から右へ経年変化)

耐候性があり、腐食に強い

亜鉛の働きによって、真鍮は空気中の酸素と反応して形成する酸化被膜が表面を保護するため、耐食性に優れています。皮膜によって内部が守られ、鉄のように全体が腐食することはありません。

比較的柔らかく、加工がしやすい

優れた展伸性と切削性の高さから加工がしやすく、昔から建築金物、船舶金物、機械部品と様々な分野で使用されてきました。

抗菌・抗ウイルス作用がある

銅イオンの微量金属作用には細菌類の増殖を抑える性能があり、銅を含んだ銅合金の真鍮にも同様の効果があるといわれています。ただし、効果があるのは塗装などを施していない無垢の真鍮になります。また、銅合金の新型コロナウイルス生存率は他の素材と比べて低いというデータが発表されています。

新型コロナウイルスの生存期間
(引用データ)


ゴーリキアイランドの製品は、ほぼ全て真鍮で作られています。なぜ、真鍮にこだわるのか...
その理由はゴーリキアイランドの前身、「強力造船所」にあります。木造船を作っていた時代から船大工達が信頼し使い続けた金属である真鍮は、必ず時代を超えて人々の生活の中に生き続けていくと信じて、伝統と創造を融合した商品づくりを目指しています。
真鍮はオーナーとともに過ごした時間をその身に刻み込んでいく金属。置かれた環境によって個性が出るおもしろい金属です。自分好みの真鍮の風合いをお手入れしながら見付けてみてはいかがでしょうか。

真鍮のある暮らしを取り入れてみませんか?...きっと心豊かな生活が待っています。

真鍮経年変化写真